副甲状腺
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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副甲状腺とは、または上皮小体とは、内分泌系に属する器官。くび(頚部)の前面にある甲状腺にくっついている大きさ数 mm の器官で、4つ(左右2対)ある。カルシウム代謝に関係するホルモンである、副甲状腺ホルモン(上皮小体ホルモン、パラトルモン、パラソルモンなどとも呼ばれる)を分泌する。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 副甲状腺* | ふくこうじょうせん |
上皮小体 | じょうひしょうたい | ||
英語 | parathyroid gland | パラ サイロイド・グランド | |
parathyroid | パラ サイロイド | ||
ラテン語 | glandula parathyroidea | グランドゥラ・パラテュロイデア |
* 甲状腺組織の一部が、甲状腺の本体から離れて存在しているものを、解剖学では副甲状腺と呼ぶ場合もある(英語・ラテン語名は別) |
副甲状腺は、甲状腺の裏面(後面)に、なかば甲状腺に埋まるようにしてくっついている。ついている場所は、H 形をしている甲状腺の左右の上端と下端の近くに1個ずつ。