特殊心筋線維

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

特殊心筋繊維でこの項目を参照しています

 特殊心筋線維とは、または、特殊心筋繊維とは、心臓収縮させる心筋線維(=心筋細胞)のうち、他からの刺激がなくとも、一定の間隔で拍動を繰り返すことができる心筋のこと。それ以外の心筋線維は、固有心筋線維一般心筋線維)といい、他から刺激が来たときだけ収縮する普通の筋線維である。

言語表記発音、読み方
日本語医学特殊心筋線維特殊心筋繊維*とくしゅしんきんせんい
英語specialized cardiac muscle fiberシャライズド・ーディアック・ッスル・ファイバー
* 線維繊維はどちらも使うが、医学では「線」を使うことが多い。異体字に関連する内容あり

 特殊心筋線維は、心臓の中で決まった場所だけにある。洞房結節房室結節房室束プルキンエ線維など。これらは、心臓内の各部位の心筋を順に収縮させるのに働く刺激伝導系と呼ばれる構造。

カテゴリー: 循環器系 | 心血管系 | 心臓 | 細胞 | 筋組織

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。