洞房結節

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

キース=フラック結節でこの項目を参照しています

 洞房結節とは、心臓内で特殊心筋線維(一定間隔で自動的に収縮できる筋線維)の集まった場所(刺激伝導系)の一つで、自動的な収縮の間隔が最も短いため、正常な心臓でのペースメーカー(心臓の拍動を作り出す場所)として働く。

 右心房上大静脈との境界部付近にあり、長さ1~2cm、幅が数mmの細長い楕円形で、心臓の壁に埋もれた地味な構造。

言語表記発音、読み方
日本語医学洞房結節どうぼうけっせつ
洞結節*どうけっせつ
キース=フラック結節*キース-フラック-けっせつ
英語sinuatrial nodeサイヌ-エィトゥリアル・ノウド
sinus nodeイナス・ウド
Keith-Flack node *キース-フラック・ノウド
* この構造を論文で報告した2人、サー・アーサー・キース(Sir Arthur Keith)とマーティン・ウィリアム・フラック(Martin William Flack)の名前から。

カテゴリー: 循環器系 | 心血管系 | 心臓 | 筋組織

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。