膝神経節
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
膝神経節とは、頭部にある神経節のひとつで、第7脳神経の顔面神経の途中にある脳神経節。顔面神経が膝のように折れ曲がっている箇所にあるので、この名がある。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 膝神経節 | しつしんけいせつ |
英語 | geniculate ganglion | ジェニキュレイト・ガングリオン | |
ラテン語 | ganglion geniculatum | ガングリオン・ゲニクラートゥム |
顔面神経が頭蓋から出入りするのは側頭骨の部位で、骨が厚くなっているので、神経が通る穴は細長い管状である(=顔面神経管)。膝神経節はこの途中にある。
膝神経節には、顔面神経をつくる知覚性神経の神経細胞体がある。顔面神経のうち、知覚性神経は中間神経とも呼ばれる。膝神経節を構成するのは中間神経の線維である。