『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 とは、

  1. 下肢(=あし)の中ほどにある関節のある場所
  2. 下肢にある膝のように、途中で折れ曲がり、カドをつくっている構造のことを、膝と呼ぶことがある。
    → この意味については、膝(しつ)の項目にあります

あしの途中の膝

 とは、下肢(=あし)の中ほどにあり、大腿(=ふともも)と下腿(=すね)の間にある関節膝関節)のあるあたりのこと。特に膝関節の出っ張る側(膝頭、ひざがしら)を指して膝と呼ぶことが多い。膝関節が曲がると隠れる側(後面)は、一般にはひかがみ、解剖学では膝窩

言語表記発音、読み方
日本語医学ひざ、しつ
英語knee
ラテン語・英語genu(ラテン語読み)ゲヌー
(英語読み)ーヌー

 膝関節は、大腿大腿骨下腿脛骨膝蓋骨(膝のお皿の骨)がつくる。

 古語では、膝はふともも(大腿)のことをさした。膝枕(ひざまくら)は、この言葉ができた当時は、"ふともも枕"の意味でつけられた名前なので、実際と合っている。

カテゴリー: 体の部位 | 下肢 | 大腿 | 下腿

 
 

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