軸椎
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
軸椎とは、第2頚椎の別名。背骨(脊柱)をつくる椎骨のうち、首の骨(頚椎)の上から2番目のこと。普通の椎骨には別名はつかないが、特徴的な形にちなんだ名前が軸椎。遺体を火葬にしたときの「喉仏」はこの骨のこと。第1頚椎(環椎)との間の関節が可動性が大きく、首を回して横を向くときに重要。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 軸椎 | じくつい |
第2頚椎、第2頸椎 | だい2けいつい | ||
一般 | 喉仏、のど仏* | のどぼとけ | |
略語 | C2、CII** | スィ―・2 | |
英語・ラテン語 | axis | アクスィス | |
ラテン語(ギリシャ語由来) | epistropheus | (ラテン語読み)エピストロフェウス (英語読み)エピストローフィアス | |
英語 | second cervical vertebra, cervical vertebra 2 | セカンド・サーヴィカル・ヴァーテブラ | |
ラテン語 | vertebra cervicalis secundus, vertebra cervicalis II | ウェルテブラ・ケルウィカリス・セクンドゥス |
* 遺骨の喉仏。男性ののどに見える喉仏は別 ** C2という略し方は、第2頚神経も同じ。どちらを指しているか、区別に注意 |