僧帽弁 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2012-10-18 (木) 21:47:38)
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- 4 (2013-02-13 (水) 12:27:16)
僧帽弁とは、心臓内にある弁のひとつ。弁は血液が逆流しようとすると閉まり、正しい方向に流れようとするときに開くようになっている。僧帽弁は、左心房と左心室の間にあり、心室から心房に向かって血液が戻ろうとすると閉まる逆流防止の役割がある。
左心房と左心室との間にあるので、左房室弁という名前もある。構造は、弁のフタがヨットの帆のように心室側から引っ張られて支えられているタイプ(帆状弁)で、弁のフタ(弁尖)が2つにわかれている。先が2つにわかれた弁の形が、キリスト教の司教が儀式のときにかぶる帽子(司教冠)に似ていることから僧帽弁の名前がついた。
右心房と右心室との間の弁(右房室弁)も、僧帽弁と同じく、帆のような弁だが、弁のフタが3つにわかれていて、三尖弁と呼ばれる。僧帽弁のことを二尖弁とは呼ばない。