弁
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
弁とは、管など、内側が空洞になった場所で、内側に向かって出っぱっている膜状の構造のこと。空洞を途中で区切ることができるような「可動式の仕切り壁」のこと。弁が、開いたり閉じたりすると、中身が通れるようになったり、通れないようになったり、という調節ができる。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 弁 | べん |
英語 | valve | ヴァルヴ |
たいていの場合、中身が一定の方向にだけ流れるような構造になっていて、反対方向に流れようとしたときに自動的に閉まる、つまり、逆流防止のために働いているものが多い。
「~弁」という名前がついている構造 †
- 回盲弁(かいもうべん):回腸(小腸)と盲腸(大腸)の間
- 三尖弁(さんせんべん)
- 静脈弁(じょうみゃくべん)
- 僧帽弁(そうぼうべん)
- 大動脈弁(だいどうみゃくべん)
- 動脈弁(どうみゃkyべん)
- 肺動脈弁(はいどうみゃくべん)
- 半月弁(はんげつべん)
- 帆状弁(はんじょうべん)
- 房室弁(ぼうしつべん)
カテゴリー: 形