挙上 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 挙上とは、運動の方向を説明する言葉のひとつで、対象となるからだの部分を上方(立っているときの頭方)に移動させる(引き上げる)運動のこと。反対の向きの運動は下制。挙上の運動をおこなうを、「~挙筋」という名前で呼ぶことがある(全部そういう名前になっているわけではない)。

 たとえば、肩甲骨の運動では、僧帽筋肩甲挙筋などの働きで肩甲骨が上方に動く運動は挙上。また、肩関節を中心として上腕を振り上げる運動は挙上だが、その向きによって、上腕を体から前に挙上する運動は屈曲、後ろに挙上する運動は伸展、体の横方向に挙上する運動は外転という呼び方もあったりする。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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