視覚 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
視覚とは、感覚のひとつで、目で見る感覚。ヒトを含む脊椎動物では、視覚の感覚器または受容器は眼球。とくに、眼球内にある網膜で、目に写ったものの情報が神経細胞の電気的な興奮に変えられる。
感覚の種類としては、外受容感覚(体外からの情報を受ける感覚)のひとつで、また、特殊感覚(体の特定の箇所にしかない、専用の感覚器を使う感覚)に含まれる。
- 視覚器
- 視覚の受容器のことで、眼球がこれに当たる
- 視覚路
- 眼球から大脳皮質の視覚中枢に情報が伝わって、目で見えたものが認識されるまでの視覚情報が伝わる経路の全体
- 視覚中枢
- 目に入ってくる情報が認識される脳の場所。大脳新皮質の後頭葉にある。
- 視覚反射
- 視覚情報が引き金になって起こる反射。目に明るい光が入ったとき、瞳孔が縮む「対光反射」が有名