瞳孔
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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瞳孔とは、目(眼球)を前から見たときの「黒目」の部分のうち、その中心部にある円のこと。明るい環境、暗い環境で瞳孔の直径が変わる。
「黒目」部分のうち、瞳孔のまわりの部分(よくみると放射状のすじが入っているところ)は虹彩と呼ばれる。虹彩は眼球内の一番前面にあり、中心部に穴が開いている。この穴が瞳孔。虹彩で光はさえぎられ、瞳孔ではその奥にある水晶体(=レンズ)や網膜に光が届く。瞳孔として見えているのは、眼球のレンズをとおして網膜の一部をみている。黒目の色は、光彩や網膜のメラニン色素の量などで決まる。
瞳孔の大きさは、虹彩にある筋によって調節される(瞳孔括約筋と瞳孔散大筋)。