心室中隔 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- 心室中隔 へ行く。
- 1 (2012-11-03 (土) 00:34:47)
- 2 (2012-11-03 (土) 00:34:47)
- 3 (2018-01-10 (水) 21:55:07)
心室中隔とは、心臓の2つの心室(右心室と左心室)の間を仕切る厚い壁の部分のこと。心室の壁の他の部分と同じように、主に心筋層でできている。
心室中隔には、房室束(ヒス束)も通っている。房室束は、特殊心筋線維でできていて、心室の筋を収縮させる電気的な興奮を、心房から心室へ伝える刺激伝導系である。房室束は、は心室中隔内で右脚、左脚の2つに分かれて右心室と左心室のプルキンエ線維へとつながる。
心臓を外から見たとき、左右の心室の間には、心臓の前の壁では前室間溝が、心臓の後ろ側の壁には後室間溝がある。心室中隔は、前室間溝と後室間溝とを内部でつなぐ場所にある。心室中隔は、ほとんどの部分は厚い心筋層でできている(心室中隔筋性部という)が、心房の近くの上端には筋のない心室中隔膜性部がある。