筋頭 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
筋頭とは、筋の端が腱につながるあたりで細くなるところのうち、筋からみて体の中心に近い(近位)側または筋の起始の側の部分のこと。筋頭の反対側の体の中心から離れた(遠位)側または筋の停止の側を筋尾という。筋の真ん中の太くなったところは筋腹。
ある筋の筋頭が2つに分かれている筋を二頭筋と呼ぶ。同様に3つに分かれていれば三頭筋、4つに分かれていれば四頭筋。五頭筋というのは、人体にはたぶんない。
筋頭、筋腹、筋尾は、おもに紡錘状筋(筋の形の分類で、真ん中が膨らんで、両端が細く、紡錘形をした筋)にあるが、それ以外のタイプの筋でもある。