腕頭動脈 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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腕頭動脈とは、大動脈に直接つながる太い動脈(=大動脈の直接枝)のひとつで、大動脈弓から上方に出て、頭頚部(→頭)と上肢(→腕)に血液を供給するので、こう呼ばれる。ただし、左右一対ある動脈ではなく右側にしかない。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 腕頭動脈 | わんとうどうみゃく |
英語 | brachiocepharic (arterial) trank | ブレィキオセファリック(・アーティリアル)・トゥランク | |
brachiocepharic artery | ブレィキオセファリック・アーテリー | ||
ラテン語 | trancus brachiocepharicus | トゥランクス・ブラキオケファリクス |
右腕頭動脈は、大動脈弓の心臓に近い側から出て、上方に進んだあと、右総頚動脈と右鎖骨下動脈に分かれて終わる。一方、大動脈弓の心臓から遠い側では、通常の場合、左総頚動脈と左鎖骨下動脈が、直接大動脈弓から出るため、左腕頭動脈はない。
同じ「腕頭」がつく腕頭静脈は左右1対ある。