乳房 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 乳房(にゅうぼう、ちぶさ)とは、胸部前面に左右1対ある半球上の盛り上がりで、内部には乳腺脂肪体がある。乳腺は妊娠の途中から大きくなり、分娩後に乳汁を分泌するが、通常時(非分泌時)は乳房内ではごく小さく、また大きさに個人差もあまりない。乳房の膨らみのほとんどは脂肪で、この量には個人差が大きい。男性ではほとんど発達せず、女性では思春期から膨らみはじめる。

 乳房の中央にある乳頭は小さな突起で、20こぐらいの乳管の穴が開いている。乳管には乳腺がつながっていて、ここで乳汁が分泌される。乳腺は、乳頭を中心に周囲に放射状に広がる。乳腺は皮膚腺の一種で、皮下組織にある。乳房の脂肪体皮下脂肪が変化したもの。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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