乳腺
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
乳腺とは、乳汁(母乳)を分泌する外分泌腺で、胸部前面の皮下組織(皮膚と筋の間)にある器官。男にも女にもあるが、女で特によく発達し、乳腺を包むように厚くなった皮下脂肪である脂肪体とともに乳房の盛り上がりをつくる。乳腺はホルモンの影響を強く受け、妊娠すると腺が発達し、分娩すると乳汁の分泌が盛んになる。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 乳腺 | にゅうせん |
英語 | mammary gland | ママリー・グランド | |
lactiferous gland* | ラクティフェラス・グランド | ||
ラテン語 | glandula mammaria | グランドゥラ・マンマリア |
乳腺は、皮膚腺(皮膚にある外分泌腺)の一種で、汗腺が変化してできたものといわれている。器官としての乳腺は、外皮系(皮膚)にも含まれ、女性生殖器系にも含まれる。
乳腺に関係する用語 †
乳頭、乳輪、乳管、乳管洞、乳腺葉