外耳 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 外耳とは、感覚器としてののうち、頭部から飛び出している耳の部分(=耳介)や耳の穴(=外耳道、耳道)までをさす。つまり、日常生活で「耳」といえば、解剖学的には外耳のこと。耳の穴の奥にある鼓膜から先は中耳で、その奥に内耳がある。外耳は音を中耳に伝えやすくするはたらきがある。

言語表記発音、読み方
日本語医学外耳がいじ
英語external earエクスーナル・アー
ラテン語auris externaアウリス・エクステルナ

 耳は、音を聞く、つまり聴覚感覚器(=聴覚器)と、体の平衡感覚をとらえる感覚器(=平衡覚器)の2つの働きを持っているが、音を聞くための器官としては、外耳、中耳、内耳がすべて関与する。平衡覚は内耳だけ。音は空気の細かい振動として伝わってくるので、外耳では、これを効率よく集めて、中耳の鼓膜に伝える役目がある。

カテゴリー: 感覚器 | | 器官 | 頭頚部

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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