筋線維 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

筋細胞でこの項目を参照しています

 筋線維とは、または筋繊維とは、筋肉をつくっている細胞ひとつひとつのこと。つまり、筋細胞と同じ意味。筋細胞はたいていみな細長い形をしていて、線維っぽいのでこう呼ばれる。

 筋には細長い向きがあり、その方向に縮む力を出す。これは、筋を作っている筋線維(=筋細胞)がその方向に並んでびっしりとつまっているからである。筋が縮むとき、筋線維ひとつひとつが、その方向に縮んで引っ張っている。

 筋線維の細胞内には、アクチンやミオシンといった収縮性の蛋白質がたくさん配列していて、これらの蛋白質が筋線維が縮む力を出す。筋線維が縮むときは、この細胞が電気的に興奮したとき。

 筋線維は、その筋を作っている組織の種類(筋組織の種類)によってかなり形が違っている。

骨格筋
骨格筋をつくっている筋線維は、骨格筋線維という。1個の筋線維(筋細胞)が最も大きい。これは、筋線維ができるときに、たくさんの筋芽細胞が細胞融合して、巨大な1個の筋線維になるから。1つの筋線維に核がたくさんある。
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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