紡錘細胞 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 紡錘細胞とは、形が紡錘形をした細胞の意味。結合組織などにいる線維芽細胞など、紡錘形をした細胞はよくあるが、それらは「紡錘形の細胞」と呼ぶことはあるが、「紡錘細胞」という名前を付けては呼ばない。紡錘細胞という呼び方をするのは、

  • 大脳皮質大脳新皮質)の一番内側の層に多い神経細胞細胞体紡錘形をしているように見える。このため、この層を紡錘細胞層(多形細胞層)ということがある
  • 腫瘍の一種で、紡錘形をした腫瘍細胞が集まっているので、紡錘細胞癌、紡錘細胞肉腫という種類がある

 体から細胞を取り出してシャーレで増やすときには、シャーレのガラス面に貼り付いて増えるタイプの細胞では、細胞は種類によって、紡錘形になるのはむしろ普通。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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