細胞体
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
詳細は神経細胞体の項目にもあります
核周部でこの項目を参照しています
関連する内容が胞体の項目にあります
細胞体は、核周部とも呼ばれ、神経細胞などの細胞の一部が長くのびている細胞で、核と細胞質のある細胞の本体の部分を指す。神経細胞体の略として使われる場合が多いが、他にもいろいろな細胞で使われる。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 細胞体 * | さいぼうたい |
核周部 | かくしゅうぶ | ||
英語 | cell body | セル・ボディ | |
単数 | soma ** | ソウマ | |
複数 | somas | ソウマス | |
somata | ソウマタ | ||
単数 | perikaryon *** | ペリカリオン | |
複数 | perikarya | ペリカリア |
* | 「胞体」は、細胞体を略した言葉だが、細胞体とは使われ方が異なり、細胞質の意味で使われることが多い。詳細は胞体の項目に |
** | soma はもともとギリシャ語で体の意味。生殖細胞以外の体全体の組織、器官のことをさすのにも使われる |
*** | 核周部の訳語。peri- は「~の周り」、karyon はギリシャ語で「核」 |
神経細胞以外で、細胞体という言葉が使われる例 †
- グリア細胞
- 足細胞(=タコ足細胞)(腎臓の糸球体、足突起を出す)
- 象牙芽細胞(歯の象牙質)
- 骨芽細胞(骨)
- 鞭毛や線毛(繊毛)の生えている細胞
- 偽足を伸ばしてアメーバ運動をする細胞(マクロファージ、破骨細胞、樹状細胞など)