腕頭動脈 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 腕頭動脈とは、大動脈に直接つながる太い動脈(=大動脈の直接枝)のひとつで、大動脈弓から上方に出て、頭頚部(→頭)と上肢(→腕)に血液を供給するので、こう呼ばれる。ただし、左右一対ある動脈ではなく右側にしかない。

 右腕頭動脈は、大動脈弓心臓に近い側から出て、上方に進んだあと、右総頚動脈右鎖骨下動脈に分かれて終わる。一方、大動脈弓の心臓から遠い側では、通常の場合、左総頚動脈左鎖骨下動脈が、直接大動脈弓から出るため、左腕頭動脈はない。

 同じ「腕頭」がつく腕頭静脈は左右1対ある。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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