頚部 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
頚部とは、または頸部とは、いわゆる「首」のこと。単に頚(頸)ともいう。体の部位としての頚部の意味と、そこから一般化され、なにかの構造の中で首のような場所のことも頚部と呼ぶ。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 頚部、頸部* | けいぶ |
頚、頸* | けい、くび | ||
一般 | 首 | くび | |
英語 | neck | ネック | |
neck region | ネック・リージョン | ||
cervical region | サーヴィカル・リージョン | ||
英語・ラテン語 | cervix | (英語読み)サーヴィクス (ラテン語読み)ケルウィックス |
* 「頚」と「頸」は異体字なので意味・読み方は同じで、どちらを使ってもよい |
- 体の部位のあたま(頭部)と胴体(体幹)とをつなぐ部分のこと。頭部と頚部をまとめて呼ぶときには、頭頚部を使う。
- その意味から派生して、細長い器官(臓器)をいくつかの部分に分けて考えるとき、端から 頭部 - 頚部 - 体部 - 尾部 などと順番に名づける場合がある。特に頚部を使うときは、その場所が両側の場所よりも細くなっているときが多い。