感覚性
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
感覚性とは、または知覚性とは、神経などが、感覚の情報を処理する性質であること、または感覚の情報を脳や中枢に伝える性質であること。対義語は運動性。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 感覚性 | かんかくせい |
知覚性 | ちかくせい | ||
英語 | 形容 | sensory | センサリー |
1本1本の神経線維は情報を伝える向きが決まっているので、ある神経の役割が感覚性か運動性かも決まっている。
感覚性の例 †
- 体を走る神経(末梢神経系)では、体のどこかの感覚器からの感覚情報を脳や脊髄に伝える神経という意味。感覚性の神経は、求心性でもある。
- 中枢神経系の内部を走る神経線維の通り道(線維路、伝導路)について呼ぶときは、大脳皮質などの中枢へと感覚情報を伝えるものを感覚性と呼ぶ。感覚性の伝導路の伝わる向きを上行性という。