椎間円板

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 椎間円板とは、または椎間板とは、1つ1つの椎骨どうしの間にはさまっていて、クッションの働きをする円板状の構造。軟骨などからできている。椎骨と椎間円板がたくさん交互に積み重なって、背骨(=脊柱)をつくっている。

言語表記発音、読み方
日本語医学椎間円板ついかんえんばん
椎間板ついかんばん
英語intervertebral diskインターヴァーテブラル・ディスク
ラテン語discus intervertebralisディスクス・インテルウェルテブラリス

 椎骨の椎体という円形の部分の間にはさまっており、椎体と同じまるい輪郭をしている。背の低い円柱状で、ダルマ落としの駒、あるいは大判焼きのような形をしている。椎間円板の外側をつくっているのは、線維軟骨という種類の軟骨で、その内側には髄核というゼリー状の部分がある。このため、椎間円板は弾力性があり、体を回したり、ねじったり、どちらかに曲げたり、といった脊柱の動きに応じて形を変えたり、ジャンプ→着地などのように脊柱に縦方向の力がかかるときには、その衝撃を吸収する働きがある。

カテゴリー: 運動器系 | 骨格系 | 脊柱 | 軟骨 | 関節 | 頭頚部 | 胸部 | 腹部

 
 

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