肩胛骨
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
詳細は肩甲骨の項目にあります
肩胛骨とは、肩にある骨で、肩甲骨の本来の漢字を使った書き方。医学・解剖学では、他に使う場面のほとんどない「胛」の字を避けて、簡単な漢字だけを使って書けるように変更したため、現在はこの表記は使われていない。「胛」(コウ)は、その1字だけで肩甲骨の意味をあらわす漢字。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 肩甲骨、肩胛骨* | けんこうこつ |
一般 | 貝殻骨** | かいがらぼね | |
古語 | 胛*** | かいがね | |
ラテン語・英語 | scapula | (ラテン語読み)スカプラ (英語読み)スカピュラ | |
英語 | shoulder blade | ショウルダー・ブレイド | |
blade bone | ブレイド・ボウン |
* 本来の漢字は、「肩胛骨」だが、医学・解剖学では、「肩甲骨」が普通。現在の医学辞書には「肩胛骨」は載っていないことも多い。「甲」と「胛」は異体字ではなく、意味の違う字 ** 前面がゆるくくぼんでいて、二枚貝の貝殻のような曲面をしていることから呼ばれる俗称 *** 「胛」(コウ)は、古語では「かいがね」と読む |