膜性壁

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 膜性壁とは、「でできている壁」の意味で、気管の後面の壁にある軟骨がない部分のこと。

言語表記発音、読み方
日本語医学膜性壁まくせいへき
英語membranous wall of tracheaンブラナス・ウォール・オブ・トゥレイキア
ラテン語paries membranaceus tracheaeパリエス・メンブラナケウス・トゥラケアエ

 気管は首(頸部)の前面にある管で、のどの下につながり、胸部で2本の気管支に分かれる。気管の壁にはC字型をした軟骨気管軟骨)が入っているが、後ろ側ではとぎれていて軟骨がない。この場所が膜性壁である。軟骨がないかわりにここでは平滑筋が発達する。

カテゴリー: 呼吸器系 | 頭頚部 | 胸部

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。