表皮
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
表皮とは、皮膚のうち、最外層である上皮の層を特に呼ぶ名前。その内側には、結合組織の層である真皮がある。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 表皮 | ひょうひ |
英語 | epidermis | エピダーミス |
表皮は、上皮の分類で言うと、重層扁平上皮だが、いろいろ特徴的な点がある。たとえば、上皮の表層が角質化(角化)している点、上皮細胞が見え方の異なる何層かの層をつくって分かれているように見える点、毛、爪、皮脂腺、汗腺など、上皮が変化してできた付属器が発達しているなど。
皮膚のなかでも、表皮の様子は場所によってかなり異なっている。指の腹や足の裏(=足底)などは、最も表皮が厚い。特に角質層が厚い。一方、そうでない場所では表皮の厚さはずっと薄い。