頭骨

『1年生の解剖学辞典』～解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説～

詳細は、頭蓋、頭蓋骨の項目にあります

　頭骨とは、頭部の骨格のこと。頭骨という呼び方は、ヒトでは、または、医学・解剖学ではあまり使わない。

言語		表記	発音、読み方
日本語	医学以外	頭骨	とうこつ

　多くの骨が結合して、全体として頭部の骨格をつくっているので、頭骨という名前の1つの骨があるわけではない。頭部の骨格全体を指すなら「頭蓋」と呼び、頭蓋を構成する1個1個の骨またはそれらのまとめてさすなら頭蓋骨という言い方を使う。

言語		表記	発音、読み方
日本語	医学	頭蓋 *	とうがい、ずがい **
英語・ラテン語		cranium ***	（英語読み）クレイニアム（ラテン語読み）クラニウム
英語		skull	スカル

または

言語		表記	発音、読み方
日本語	医学	頭蓋骨 *	とうがいこつ、ずがいこつ **
英語		bones of cranium ***	ボウンズ・オブ・クレイニアム
英語		cranial bones	クレイニアル・ボウンズ
ラテン語		ossa cranii	オッサ・クラニイ

*	「がい」の漢字は「蓋」で、「骸」ではない（頭の蓋（ふた）の意味で、「頭の骸骨」ではない）
**	読み方は、「とうがい」「ずがい」両方可能だが、「とうがい」と読むことが多い
***	cranium は、頭蓋全体ではなく、脳頭蓋をさすこともある

カテゴリー: 骨格系 | 運動器系 | 骨 | 頭蓋 | 頭頚部

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１年生の解剖学辞典

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