ダグラス窩 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2013-05-15 (水) 08:49:13)
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ダグラス窩とは、または、直腸子宮窩とは、直腸と子宮を上から覆っている腹膜が、それらの臓器の間のすき間に入りこんでできる、深いくぼみのこと。立った姿勢(立位)では、腹膜腔(腹腔で、腹膜に囲まれる空間)の中でもっとも低い場所になるので、腹膜に病気が及んだときに腹水がたまる場所。男性でこれに相当する直腸膀胱窩(直腸と膀胱との間にある)を、慣用的にダグラス窩と呼ぶこともあるかもしれない。
直腸、子宮、膀胱など、腹腔の下部にある臓器(骨盤内臓器)では、腹膜が臓器の上半分だけを覆っている。腹膜が並んだ臓器の表面に貼り付くので、臓器のでこぼこに沿って、腹膜も上下し、臓器と臓器のすき間では、腹膜が深く入り込む。この入り込みかたは、直腸と子宮の間(直腸子宮窩)がもっとも深い。