ローマ数字 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
ローマ数字とは、数字を表すときに、A~Zのアルファベットを組み合わせて表わす、数字の表現方式。解剖学用語では、いろいろなところで使われるので知っておいたほうがよい。普通の数字のことはアラビア数字という。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | ローマ数字 | ローマすうじ |
英語 | Roman numerals | ローマン・ヌーメラルズ |
「ギリシャ数字」というものはない。「ローマ数字」のつもりで間違えているだけかも
ローマ数字の基本は、1…I、5…V、10…X、50…L、100…C などを組み合わせて数字を表現する。解剖学でよく使うのは普通12まで。小文字のアルファベットを使うこともある。1…I、2…II、3…III、4…IV、5…V、6…VI、7…VII、8…VIII、9…IX、10…X、11…XI、12…XII
コンピュータや携帯電話などには1文字でローマ数字を表すことができる文字があるが、これは10(X)ぐらいまでしか用意されていない。ネット上で使うと見る人のコンピュータの種類によって文字化けしてしまうことがあるので注意(新しいコンピュータならたいてい大丈夫だが)。また、英語フォントにはこれらの文字は含まれていない。
ローマ数字であらわされることがある用語 †
- 脳室
- 第3脳室、第4脳室 → 第III脳室、第IV脳室。略号として、III、IVなどとも。I、IIは使わない。
- 指
- 第1指~第5指 → 第I指~第V指、手指でも足指でも使う。略号としてI~V。
- 脳神経
- 第1脳神経~第12脳神経 → 第I脳神経~第XII脳神経。略号としてI~XII。
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