兄弟筋 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
兄弟筋とは、2つ(またはそれ以上)の別々の筋が、発生をさかのぼると、ひとつの筋のもと(筋原基)からできるが、途中で分かれて別の筋になったもののこと。発生の間に場所がずれていき、大人の体ですぐとなりに並んでいるとはかぎらないが、大抵の場合、それらはすぐ近くにある。また、同じ神経に支ぬ配されていたり、働きが似ていたりする、などの特徴がある。
兄弟筋の例 †
あまり発生をさかのぼりすぎると、すべての筋の起こりは何グループかにまとまってしまうので、みな兄弟になってしまう。その中でも、特に近い関係のものを指して兄弟筋という。