希突起グリア細胞 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2008-10-04 (土) 16:03:44)
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乏突起グリア細胞、稀突起膠細胞、オリゴデンドロサイトでこの項目を参照しています
希突起グリア細胞とは、または希突起グリアとは、グリア細胞(=神経膠細胞)の一種で、脳や脊髄などの中枢神経系の組織で、神経線維の周囲を取り巻いて絶縁する「さや」をつくる細胞。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 希突起グリア細胞 | きとっきグリアさいぼう |
乏突起グリアさいぼう | ぼうとっきグリアさいぼう | ||
希突起グリア | きとっきグリア | ||
乏突起グリア | ぼうとっきグリア | ||
稀突起膠細胞 | きとっきこうさいぼう | ||
稀突起神経膠細胞 | きとっきしんけいこうさいぼう | ||
オリゴデンドロサイト | オリゴデンドロサイト | ||
オリゴデンドログリア | オリゴデンドログリア | ||
英語 | oligodendrocyte | オリゴデンドゥロサイト | |
oligodendroglia | オリゴデンドゥログリア |
※ ギリシャ語で、oligo- は「少数の~」、dendro- は「木」の意味。細胞から出る周囲に出る突起が星状グリア細胞(星状膠細胞、アストロサイト)よりもずっと少ないことから。
※ 「希」、「乏」、「稀」はどれも(突起の)数が少ないことを表した言葉。検索してくる人のために組み合わせをぜんぶ挙げると、希突起グリア細胞、乏突起グリア細胞、稀突起グリア細胞、希突起膠細胞、乏突起膠細胞、稀突起膠細胞、希突起神経膠細胞、乏突起神経膠細胞、稀突起神経膠細胞
希突起グリア細胞の細胞膜が何重にも神経線維を包むことがあり、そうなったものをミエリン鞘(=髄鞘)という。ミエリン鞘で包まれている神経線維(=有髄神経線維)では、神経線維の興奮伝導が飛躍的に早くなる跳躍伝導がおこる。
体中を走る神経などの末梢神経系で、この細胞の役割を担っているのは、シュワン細胞。