腹膜腔 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』～ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ～
 

関連する内容は腹膜の項目にもあります

　腹膜腔とは、腹膜に囲まれた内側の空間のこと。腹膜とは、腹腔の内臓と腹壁の内側を覆っている一続きの薄い膜で、とじた袋になっている。その袋の内側は基本的に何も入っていない、すき間のような空間になっている。ここが腹膜腔。

言語表記発音、読み方
日本語医学腹膜腔 (*1)ふくまくくう
英語peritoneal cavityペリトゥニーアル・キャヴィティ

*1 　「腔」の読み方を参照

　腹膜腔には、腹膜の細胞（腹膜を作っている漿膜の中皮細胞）から分泌された液体が少量入っていて、腹膜の表面をぬらして、内臓どうしがすべりやすくなっている。

 

カテゴリー: 腹部

 
 
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