頭蓋底 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
頭蓋底とは、頭蓋(頭蓋骨)のうち、脳の入っている頭蓋腔の下の壁を作っている部分、つまり脳の下面(脳底)に接する部分のこと。脳のある側(上方)から見える面を内頭蓋底、脳と反対側、つまり頭蓋を下から見たときの頭蓋の外面を外頭蓋底という。
内頭蓋底を作る骨は、頭蓋骨のうち、前頭骨、篩骨、蝶形骨、側頭骨、後頭骨。内頭蓋底は、脳の形にぴったり合うようにでこぼこになっていて、また、脳底に出入りする神経(=脳神経)や血管の通る穴がたくさんある。