甲状腺濾胞 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2008-12-11 (木) 02:36:57)
- 2 (2009-01-23 (金) 23:31:04)
- 3 (2011-11-04 (金) 00:16:51)
- 4 (2011-11-04 (金) 00:16:51)
甲状腺濾胞とは、甲状腺の内部に無数にある濾胞(=細胞が集まってできた小型で球形の袋)のこと。甲状腺濾胞は、甲状腺ホルモン分泌の場である。
* まぎらわしくないときには「甲状腺」をつけないで呼ぶ ** 「沪」(JIS 第3水準、さんずいに「戸」)は、「濾」の略字(異体字)。医学・解剖学ではあまり使われないかもしれない *3 「小胞」は、甲状腺濾胞の別名として使われるが、一般には濾胞と小胞とは別の用語で使われることが多い | |||
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 甲状腺濾胞* 甲状腺沪胞*,** | こうじょうせんろほう |
甲状腺小胞*,*** | こうじょうせんしょうほう | ||
英語 | thyroid follicle(s) | サイロイド・フォリクル(ズ) |
甲状腺の内部には、甲状腺濾胞がびっしりとつまっている。1つ1つの甲状腺濾胞の内側は空洞(濾胞腔)になっている。濾胞の壁は、濾胞上皮細胞と呼ばれる細胞が作っていて、濾胞の内側と外側は完全に区切られ、つながっていない。
濾胞腔には「コロイド」と呼ばれる、濾胞上皮細胞が分泌した成分が蓄積されている。コロイドは甲状腺ホルモンの原料で、ホルモン放出時に再び濾胞上皮細胞に入り、甲状腺ホルモンに変わった後、完成した甲状腺ホルモンは濾胞の外側に放出される。