瞳孔散大筋 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2014-01-10 (金) 16:08:28)
- 2 (2018-01-10 (水) 21:55:15)
瞳孔散大筋とは、眼球の瞳孔(虹彩に囲まれた穴の部分)を広げる働きのある筋で、瞳孔の周囲の虹彩にある。平滑筋で、自律神経の交感神経の支配を受ける。拮抗筋は瞳孔活躍筋。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 瞳孔散大筋 | どうこうさんだいきん |
英語 | dilator pupillae (muscle) | ディレイター・ピューピリ―(・マッスル) | |
dilator muscle of pupil | ディレイター・マッスル・オブ・ピューピル | ||
ラテン語 | musculus dilator pupillae, m. sphincter pupillae | ムスクルス・ディラトール・プピラエ |
瞳孔散大筋は、虹彩の後縁には虹彩上皮があるが、瞳孔散大筋は、これにぴったり沿うように薄く伸び広がっている。筋線維は瞳孔の中心から周囲に向かうように放射線状に配列する。瞳孔散大筋が収縮すると、瞳孔散大筋が虹彩を外側に引っ張る形になり、瞳孔が大きくなる。
今見ているものが暗すぎて見にくいとき、自律神経により瞳孔散大筋が収縮し、瞳孔を通って眼球内に入る光の量を増やす。これは暗い時に起こるので、暗いときに瞳孔は開く。