硝子 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
硝子(しょうし)とは、ガラスのこと。眼球の硝子体、硝子軟骨、硝子様変性、毛包の硝子膜などで出てくる。硝子質とは、見た目がガラスっぽく、ツルッとして透けている感じの構造のこと。
「硝子」という表現で呼ばれる構造は、肉眼で見たとき、または顕微鏡で見たとき、透明~半透明で多少とも透けている感じがあり、内部に構造が見えない(たとえば、線維などのすじがない、細胞やその他の構造がみえない)、均一でのっぺり、つるつる、べたっとした感じに見える。実際に何でできているかはものによって違う。
日本語で「硝子~」、「ガラス~」という用語は、英語の hyaline (ハイアリン)の訳であることが多く、その場合、日本語でも「ヒアリン~」と呼ばれる場合もある(例:硝子軟骨 = ガラス軟骨 = ヒアリン軟骨)。