硝子
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
硝子とは、ガラスのこと。硝子質とは、見た目がガラスっぽく、ツルッとして透けている感じの構造のこと。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 硝子 * | しょうし、ガラス |
英語 | glass | グラス | |
hyalin * | ハイアリン | ||
形容 | hyaline ** | ハイアリン |
* | 「硝子~」は、医学・解剖学用語としては、「しょうし」や「ガラス」どちらでも読むが、日常的な用法では、ふつうは「ガラス」と読み、「しょうし」と読むことはほとんどない |
** | 「硝子~」、「ガラス~」という用語が、英語の hyaline の訳の場合、日本語の用語でも「ヒアリン~」と呼ばれる場合もある。例えば、硝子軟骨(=ガラス軟骨)は、ヒアリン軟骨とも呼ばれる |
「硝子」という表現で呼ばれる構造は、肉眼で見たとき、または顕微鏡で見たとき、透明~半透明で多少とも透けている感じがあり、内部に構造が見えない(たとえば、線維などのすじがない、細胞やその他の構造がみえない)、均一でのっぺり、つるつるとした感じに見える。実際に何でできているかはものによって違う。