立毛筋 のバックアップ(No.4)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 立毛筋とは、皮膚にあるごく小さいで、を逆立てる働きのある筋。毛の毛根部を包む毛包に斜めに付属している。立毛筋が収縮すると、毛包ごと、毛の向きが変え、毛が逆立つ。また、毛包が皮膚から少し盛り上がることになるので、「鳥肌」(サブいぼ)の状態をつくる。

言語表記発音、読み方
日本語医学立毛筋りつもうきん
英語arrector pili muscleクター・イライ・ッスル
ラテン語musculus arrector piliムスクルス・アレクトル・ピリ

 立毛筋は平滑筋で、自律神経交感神経支配を受ける。寒いときに立毛筋が収縮すると、体毛のある動物ではの隙間の空気の層が厚くなるので保温効果がアップして暖かい。体毛のほとんどないヒトではその効果はない。

カテゴリー: 外皮系 | 皮膚 | | 平滑筋

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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