ふくらはぎ のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 ふくらはぎ(脹脛)とは、解剖学用語ではない一般的な言葉で、すね(=下腿)の後面のうち、膝(膝の裏)に近い上側の部分で筋肉が盛り上がっている場所をさす。医学・解剖学用語でいうと、「下腿の腓腹部」(かたいのひふくぶ)などになる。

 ふくらはぎのふくらみは、おもに下腿三頭筋筋腹でできている。ふくらはぎの下側はこの筋の筋腹がおわる高さで、ここから下ではあしの太さが急に細くなることが多い。下腿三頭筋は、3つの筋をあわせていう呼び方で、表面に上端が2つにわかれた腓腹筋と、それにかくれて裏側にあるヒラメ筋とからできている。これらの筋の下端は、ひとつのアキレス腱という太いとなって、(かかと)の骨(=踵骨)につながっている。

 

カテゴリー: 体の部位 | 下肢

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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