上眼臉挙筋 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 上眼臉挙筋とは、を開けている間、上まぶた(上眼臉)を引っ張りあげている。自分の意思で動かすことのできる随意筋で、骨格筋である。眼球の向きを変える外眼筋に含める。

 上眼臉挙筋は、まぶたのところでは顔の表面近くを走るが、顔面の表情筋ではなく、外眼筋と考える。他の外眼筋と同様に、起始眼窩の奥で、眼窩の上壁を伝うように走り、眼窩を出た後に上眼臉皮下組織にある臉板(上臉板)の付近に停止する。また、他の多くの外眼筋とともに、第3脳神経動眼神経支配を受ける。

 つまり、上眼臉挙筋はまぶたを真上に持ち上げるのではなく、目の上の奥に向かって引き込むように引っ張っている。

 一方、まばたきを起こす表情筋に含まれる眼輪筋

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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