上行大動脈 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 上行大動脈とは、心臓左心室を出た大動脈の最初の部分で、大動脈が上方に向かう部分のこと。

 大動脈のうちでも最も太く、体格によるが直径4〜5 cmほどもある。長さは10 cm ほどの短い部分で、上行大動脈のあとは弧を描くように方向を変え(大動脈弓)、下向きに進む下行大動脈になる。

 上行大動脈は左心室を出たところから始まるが、左心室の出口には大動脈弁がある。大動脈弁の近くに2本の冠状動脈左冠状動脈右冠状動脈)が枝分かれして心臓血液を供給する。上行大動脈から分かれる動脈はこの2本だけである。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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