胆管 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

胆道でこの項目を参照しています

 胆管とは、肝臓でつくられた胆汁十二指腸で放出されるまでに通る全体のこと。

 胆汁肝臓肝細胞でつくられ、その細胞外にある毛細胆管分泌される。これが胆管のはじまりである。次第に合流し、はじめは肝臓の中を通り、最後は肝臓から出て十二指腸につながる。管のそれぞれの部分に名前はついているが、全体として胆管と呼ぶ。

 胆道とは、「胆汁の通り道」全体を指す言葉なのでほぼ同じ意味。

 胆管が、肝臓内を通る部分を肝内胆管、肝臓外に出た後を肝外胆管という。胆管を、肝外胆管だけを指す言葉として使う場合もある。

胆管の部位

肝内胆管

 毛細胆管は、肝小葉の外で小葉間胆管になる。これが合流し、右肝管左肝管として肝臓を出る。ここまでが肝内胆管である。

肝外胆管

 肝外胆管では、右肝管左肝管はすぐに合流して総肝管(=肝管)になる。ここから胆嚢にいく枝道である胆嚢管が分かれていて、胆嚢管よりも下流にあたる十二指腸までを総胆管という。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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