多列線毛上皮 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

詳細は多列線毛円柱上皮の項目にあります

 多列線毛上皮とは、粘膜などを構成する上皮の種類のひとつ。気道などにある上皮で、表面の細胞線毛(繊毛)が生えている。

 多列線毛上皮は、線毛(繊毛)の生えた多列上皮の意味。線毛は一定の方向に波打つように動くことができる微細な毛がたくさん並んでいるもので、上皮の表面を覆う液体に流れをつくる。

 多列上皮は背の高い細胞が一列に並ぶなかに、低い細胞が混ざっている上皮のこと。上皮の下にある基底膜にはすべての細胞が接するが、上皮の表面にとどくのは背の高い方の細胞だけで、線毛が生えているのはその細胞。ふつうその細胞は円柱細胞なので、詳しくいうと、多列線毛円柱上皮となる。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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