車軸関節 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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車軸関節とは、関節の形と運動の方法に関する分類のひとつで、車軸と軸受けのように、その場で回転する(=回旋)運動をする関節。英語の名前をそのままカタカナにして、ピボット関節(pivot joint)ということもある。
車軸関節の基本構造では、一方の骨が浅いくぼみをつくっていて(関節窩)、もう一方の骨は、先が棒のような円柱状をしている。この棒のような部分が、もう一方の骨のくぼんだ関節窩にぴったりはまるようにできていて、棒がその場で空回りするように、くるくる回転する。
車軸関節の例は、橈骨と尺骨の間の2つの関節(上橈尺関節、下橈尺関節)や、環椎と軸椎の間の正中環軸関節など。橈尺関節の運動は、手の回内、回外に使われ、正中環軸関節の運動は、頭部を左右に回して横を向く運動で使われる。