皮下組織 のバックアップ(No.3)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 皮下組織とは、皮膚の奥(深層)にある疎性結合組織の層。などもっと深層にある構造と皮膚とのすき間を埋めている。皮膚はかなり硬くて強い弾力のある層だが、皮下組織はもっとスカスカでやわらかい。脂肪細胞があって、皮下脂肪をつくっているのはこの層なので、人によって厚さがかなり違う。

言語表記発音、読み方
日本語医学皮下組織ひかそしき
英語subcutaneous tissueサブクテイニアス・ティシュー
hypodermisハイポダーミス
ラテン語tela subcutaneaテラ・サブクタネア

 触覚痛覚などの皮膚感覚を伝えたり、立毛筋汗腺分泌を調節する神経はこの層を通る(=皮神経)。また、皮膚に栄養を供給する血管も通り、特に静脈が多い(=皮静脈)。

カテゴリー: 外皮系 | 皮膚

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。