胃腺 のバックアップ(No.3)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 胃腺とは、固有胃腺胃底腺とも呼ばれ、胃粘膜にびっしりと並んでいる微少な消化液などを分泌する。胃の中の場所により、噴門周辺には噴門腺幽門部には[幽門腺があるが、それ以外の胃底部胃体部全体にある。

 の内側には胃の粘膜がある。その表面には胃小窩という目に見えない小さな浅い窪みがびっしりと並ぶ。この胃小窩の底に胃腺がつながっていて、分泌液を胃小窩内に放出する。

 粘膜は、表面の粘膜上皮、その下の厚い粘膜固有層、最後に粘膜筋板から構成されているが、胃腺はほぼ粘膜固有層全体を埋め尽している。枝分かれのない管状の腺(単純管状腺)で、胃小窩内で胃腺の上皮粘膜上皮がつながる。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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