腸骨稜 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 腸骨稜とは、骨盤をつくっている腸骨の上縁が上向きに弧を描いている縁の部分。骨盤のもっとも上端の部分で、体表からも触ることができる。

 骨盤仙骨の両側に左右の寛骨がついてできている。寛骨は腸骨坐骨恥骨が融合しているが、腸骨は骨盤の上半分のすべてをつくっている骨。

 の横に手を当てたとき、触ることができるの部分が腸骨稜で、腸骨稜の前端で角を作っているのが上前腸骨棘、後端は上後腸骨棘。上前腸骨棘と上後腸骨棘の間が腸骨稜。

 骨盤の内側と外側の境界にもなっている。腸骨の外側には殿部の筋があり、内側には腸骨筋大腰筋の一部)がついているが、腸骨稜はに覆われていない。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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