内皮
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
内皮とは、上皮の一種で、血管(動脈、静脈、毛細血管)、リンパ管、およびそれらにつながる心臓の壁の一番内側の1層の膜を作っている上皮のことを、特に呼ぶ言い方。上皮の一種なので、もちろん上皮組織に含まれる。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 内皮 | ないひ |
英語・ラテン語 | endothelium* | (英語読み)エンドスィーリアム (ラテン語読み)エンドテリウム |
* | 普通の上皮が何かの表面側、上側(epi-)を覆っているので"epi + thelium" であるに対して、内側(endo-)を覆っているので "endo + thelium" という |
内皮を作っている細胞を、内皮細胞とよぶ。内皮は、上皮の分類でいうと、ふつう「単層扁平上皮」である。平べったい形の内皮細胞が1層にうすく並んでできている。