喇叭管
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
詳細は卵管の項目にあります
喇叭管とは、またはラッパ管とは、子宮から卵巣のところまで伸びる卵管の別名。現在では、解剖学用語として使われることはないが、卵管のラテン語名のひとつである、salpinx サルピンクス の訳語として広く使われた。salpinx はギリシャ語でトランペットのような形のラッパのこと。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 卵管 | らんかん |
ファローピウス管 | ファローピウスかん | ||
ファロピーオ管 | ファロピーオかん | ||
医学以外 | 輸卵管 | ゆらんかん | |
一般 | 喇叭管、ラッパ管 | らっぱかん | |
英語 | oviduct | オヴィダクト | |
uterine tube | ユーテライン・テューブ | ||
fallopian tube Fallopian tube | ファロゥピアン・テューブ | ||
英語・ラテン語 | salpinx | サルピンクス | |
ラテン語 | tuba uterina | テュバ・ウテリナ |
※ 各用語の解説は、卵管を参照 |
卵管の形は、子宮の近くでは細く(=卵管峡部)、卵巣の近くで太くなる(=卵管膨大部)。さらに、もっとも卵巣の近くでは、急に太くなり(=漏斗、卵管漏斗部)、一番端は花びらのように広がって終わる(=卵管采)。この形をラッパにたとえた。